ウェブライターRの業務日誌。

ウェブライティングで生計を立てているフリーライターのブログです。単価交渉、案件さがしなどの方法について経験談を踏まえて綴ります。

web媒体と紙媒体でのライティングの違い。

今晩は、久しぶりの更新です。しばらく更新できていなかったので、どんなテンションで記事を書いたらいいものかやや悩みながら筆を走らせております。


今回はタイトル通りライティングにおける違いをまとめていきたいと思います。その違いとはweb媒体と紙媒体とでの書き方や仕事のやりとりなどです。


基本的にweb媒体でお仕事させていただくことが多いのですが、紙媒体の実績も複数ありますので、何かしらの参考になればと思いこの記事をしたためました。では早速、web媒体と紙媒体とでは、ライティングにどのような違いがあるか見ていきましょう。


大きく「校正」と「文字数制限」の二つの違いがありますので、それらについてまとめます。


校正のシビアさがまるで違う。

web媒体でも紙媒体でも校正作業が入ります。誤字脱字がないか、文章の構成がおかしくないか、文字数は守れているかなどのチェックですね。この校正が、webと紙とではまるでシビアさが違います。言うまでもなく紙媒体の方が校正が厳しいです。専属の校正担当者がいるくらい。ライター→編集→校正→校了になることがほとんどです。


なぜ紙媒体ではここまで校正が厳しいのか?もう勘づいている人もいますよね、紙媒体はwebと違い実際の紙面に印刷しないといけないからです


webの場合、記事アップデート後に誤字脱字を発見したとしてもすぐに修正ができます(もちろん好ましいことではありませんが)。しかし、紙媒体はそうもいきません。何十万部と印刷する雑誌で、印刷後に誤字脱字が見つかればそれはもう大変。刷り直すわけにもいきませんし、大目玉を食らってしまうことになります。


紙媒体で印刷後に誤字脱字が見つかったからといって減給されたりすることはほとんどありません。あくまで周囲のライターさんやエディターさんに聞いた範囲内ですが、誤字やミスが見つかったら「すいませんでした」と謝るのみとのことでした。稀に、指摘してくれた人に図書券送るところもあるみたいですが。


ライターであれば最低限のチェックはすることでしょう。でも、紙媒体だとライター、エディターだけのチェックでは心許ないため、校正担当者がつくわけです。うーん、これに関しては何度も修正した経験あるので嫌という程厳しさを痛感しています。


文字数制限に対する厳しさの違い。

もう一つ、web媒体と紙媒体の大きな違いは文字数制限に対する捉え方です。


webの場合、「3,000文字以上」といったかなり漠然とした制限がかかります。紙媒体はそんな甘っちょろくありません。


例えば、「キャッチコピーは14文字プラマイ1文字誤差で作ってください」とか「本文は240文字プラマイ5文字以内で作ってください」なんてザルです。大変ですよ、一文字二文字の誤差で泣くことが何度あったか。特にこれいい表現!って作品出来た時に限ってこの文字数制限により修正せざるを得ないなんてことも起きちゃいますから。


webに慣れてると特に大変に感じる部分です。紙媒体にチャレンジする人は是非覚悟の上挑戦してみてください(笑)

まとめ。


webと紙では以上のように「校正」「文字数制限」において大きな違いがあります。他にもいくつかあるんですが、今回はこの二つだけに集約してみました。


webライターの皆さん、紙媒体の実績があるとwebの仕事もずいぶん取りやすくなります。大変さはありますが、その分やりがいもありますし、自分の書いたテキストが書物になるという快感を味わうこともできます。是非是非、チャンスがあったらトライしてみてくださいね!!