声に出すと読みやすい文章かどうかわかる。
こんにちは、今日も東京からお届け、WebライターRです。なかなか良いペースで更新できておる気がします。この調子で続けよう。何があっても言い訳せずに継続するのは大事なことですよね。
さて、今回の記事では読みやすい文章について、文字通り読みやすさに着目して考えていきたいと思います。この読みやすさとは、声に出して読む読みやすさのことです。脳内で黙読するアレとは違います。
WebライターR式ですが、読みやすい文章には以下の三つの共通点があると考えます。
- 文法が正しい
- 難解な言葉が少ない
- 文章のリズムがGOOD
3番目のリズムについて、ライターとして一朝一夕で身につくスキルではありませんが、1と2は比較的簡単にいけそうですね。例示も含めて見ていきましょう。
正しい文法で。
簡単に言うと、主語、述語の関係です。「何を今更そんな」とお思いの方もいるかもしれませんが、おかしな文法の広告文結構よく見かけます。
「当店の味噌ラーメンは、産地と製法にこだわり麺との相性を最優先に考えた味噌です」
↑実際にラーメン店にあったポスターコピーです。
何が悪いか、お気付きですよね。
この文章の要素だけ抜き出すと。
「当店の味噌ラーメンは、味噌です」
となります。
What?
「AはB」という、英語で言う「A is B」の関係と同じで、A=Bという関係が成り立ちます。
こういうハチャメチャな文章になっちゃう原因を推測すると、おそらく途中に入り込んでいる「産地と製法に〜」あたり。
必死にこだわりや想いを伝えようとしたがあまりに一文が長くなり、文法デストロイな構成になってしまう。
初心者ライターさんあるあるです。わたしも一応、ライラーさんの育成など担当しておりますので、
よく見かけるんですよね、こういうパターン。無理しなきゃいいのに 笑
なぁんか読みにくいなぁ、と思ったら文法を疑いましょう。
主語、述語が呼応(ちゃんと連動)していれば、大抵すっきりと読みやすい文章になります。
難解なことばはできるだけ使わない。
殆ど
慮る
吝かではありません
幸甚です
蠱惑的な
もちろんどんな人がターゲットの文章によっても変わりますが、上記のような「なんこれどー読むん?」みたいな単語はできるだけ避けるようにしましょう。
ググってすぐ調べられるにしろ、読者に無駄なストレスを与えてしまうのには変わりありません。
文章は、あなたの賢さをひけらかすためのものではありません。読み手優先読み手優先。
文章リズムに気をつけて!
以外、A、Bの文章を読み比べて見てください。
A
今日は美味しいと話題のなるとらーめんに初めて行ってきました。
店内に入ると、店内の雰囲気はとても昭和チックな感じでレトロでした。
大盛りラーメンと餃子を頼んだんですが、お昼はセットがあるみたいなので800円とお得でした。
気になる味の方ですが、ラーメンのスープはちょっとこってりしている感じです。
麺は細めんなので、博多ラーメンみたいな感じだと思います。
なので、東京に住んでいて博多ラーメン系が好きな人にはおすすめできるお店です。
B
巷で話題のなるとらーめんに初訪問。
店内は昭和を思わせるどこか懐かしい雰囲気です。
スープはレンゲからとろりと垂れるくらいの濃厚で、
本場博多から仕入れる細麺との相性も◎!
ランチは、大盛りラーメンと餃子(6個)のセットで800円とかなりお買い得。
東京で博多の味を楽しめる数少ない名店です。
どちらが読みやすいでしょうか?
一応、同じ内容でまとめているつもりではありますが。
A→Bへリライト(書き直し)した際に気をつけたのは以下の5点。
- 文章の展開順を変更
- 味の表現をより具体的に
- 重複語をなくす(店内〜、店内〜。の箇所や「ラーメン」を使う数を減らす)
- 無駄な接続詞(「なので」)を減らす
- 文末「です」「ます」だけでなく体言止めなどを活用
これだけでもずいぶん文章のリズムが変わる気がします。
あとがき。
と言った具合で、文章を口に出して読みつつ、「文法」「難解な単語」「文章のリズム」の三点チェックしてみてください。
意識すれば文章は比較的早い段階で変わってくると思います。