三年前、SEOなんてとんだ茶番だった。
SEOという言葉、ライティングに関わっている人であれば一度くらいは聞いたことがあるはずです。
インターネットが発達しだしてからというもの、いろんなSEOの手法が生まれては消え、WEB関連企業を惑わせています。
SEO。サーチエンジンオプティマイゼーションの略ですね。
検索エンジン最適化なんて言われたりします。
検索エンジン、つまり、Googleさんだったり、Yahoo!さんだったりの検索システムのことですね。
アルゴリズムなんて言われることも有ります。
わたしがWebライティングというものをスタートしてからまだ数年ほどしか経っていませんが、
その中でもこのSEOの考え方、実践方法は大きく変わっているように実感します。
三年前、SEOはとんだ茶番だった。
茶番という表現をしました。何が茶番なのか、それは、SEO業者を名乗る連中の横行とも言えるかもしれません。
他サイトのテキストをまるまるコピーして、ハリボテのようなサイトを無限に制作。
クライアント企業の検索順位上昇のために、不自然で意味不明な文章がアナーキーに展開されていきます。
一番困るのは誰か?そう、ユーザーです。でも、困っていることを自覚している人はほんの少数だったのかもしれません。
どのように検索順位が決められているのか、アクセス数くらいでしょ?という判断の人が未だに圧倒的多数でしょう。
そんなユーザーの無知をいいことに、ステマにコピーサイトが乱立し、不自然に仕立てられた「検索上位」により、
ユーザーは購買行動を強制される。
僕がその一端を担っていたのは言うまでもありません。
「霊園という単語を最低3回以上使用し、日本語としておかしくない文章を200記事納品してください。」
単価も安く、仕事も機会的。どこに反映される文章なのかなんて教えてくれるはずもありません。
担当者に要望メールを出したところ帰ってきたのは「企業秘密ですのでお伝え出来ません」。
企業秘密?笑
末端の駆け出しwebライターさんは、知らず知らずのうちにこんなゴミのような案件に飲み込まれていきます。
脱する人も多いはず。自分で気づくと思います。こんな方法おかしい、こんな記事案件普通に考えておかしい、と。
スキルが上がらなければ、この螺旋から抜け出すことはできないでしょう。お小遣い稼ぎ目的の人にとってはそんなことどうでもいいことでしょう。
食べていくお金を稼ぐほうが重要ですし。
媒体の怒りに振れて消されていく不正サイト群。
Googleさん、Yahoo!さんなどの媒体は何も悪くありません。悪いのはこういった邪道な手法を用いるハイエナ業者。
ただ、こんなアホみたいなサイトが蔓延したら、そもそも検索システムとして利用されなくなってしまうかもしれない。
媒体側にもそういった危惧が間違いなく存在します。
優良なコンテンツを多数揃え、検索順位もユーザーがちゃんと納得がいく順番になっているYahoo!
方や不自然なサイトばかりが上位表示されるGoogle
もちろん仮の話ですが、こういったときにGoogleを使い続けたいと思うでしょうか?
ツールの使いやすさなんかはほっといて、一般ユーザーの検索ベースで考えると答えは簡単です。
怒れる2媒体は、こういったサイトにペナルティーという鉄槌を下します。
2012年の秋だったでしょうか?パンダペンギンのアップデートで没落したサイトも多いはず。
でも当然の報い。
アナーキー(無秩序)な状態は次第に改善されていく、はず。
ペンギン、パンダさんの活躍により、こういったアナーキーな状態はいく分か改善されてきたように思います。
以前のようなステマ案件は減りました(まだあるのも悲しい現状ですが)。
コンテンツ優先、と言いながらも、バイラルメディア、キュレーションサイトなどのパクリサイトも横行しています。
でも、記事の品質がいいからユーザーにとってはそんなことどうでもいいこと。
早く、簡単に、面白い記事が、サクサク読めれば知識欲は満たされるからです。
作り手の愛がいびつに歪められ消化されていく、そんな現状を憂います。
でもそれでも、記事としての価値評価が高くなってきているのは、私を含めライターをしている立場のニンゲンにとっては喜ばしいことです。
正しいSEOってなんなのか?
紙媒体と違い、webに投稿する文章を読んでもらうためには、機械(アルゴリズム)にも好かれる必要があります。
人にとって魅力的であるのは当然。でも、人の目につくまでに、まずは機械を落とさないといけない。
たぶんそんなことが、Webライティング、SEOライティングの専門性と呼ばれるところではないでしょうか?
わたしには単なる処方箋の用に感じてなりません。
良い記事や良いコンテンツは、きっと自動的に広がっていきます。そのための手段としてSEOがあるだけ。
これから先、SEOができることより、より人の役に立つ、心に響くコンテンツこそが評価され、
皆こぞってその専門性を磨くような時代になれば、いいななんて特に思いません。
時代に合わせて、手法もそれぞれ磨かないと。
ウェブライターの需要は?クラウドソーシングとWeb社会でニーズが高まるライター業。
こんばんは、フリーランスでウェブライターをしているRです。本名は明かしません。Rに特に意味はありませんが、ペンネームということでお願いします。
最近、ウェブだけにとどまらず、いろんな案件を受けるようになりました。例えば、某家電製品の取り扱い説明書とか、ゲームのキャラクター紹介とか、求人広告の記事とか。
その中で確かに感じているのがウェブライターの需要が間違いなく増えているということ。
共感していただける方も多いかと思います。
ウェブライターのニーズが高まりを感じる2つの根拠。
ライター需要が高まっていると感じる理由として
- Web広告やWebサイトの需要が拡大していること
- クラウドソーシング企業の成長
の二つをあげます。
1.Web広告やWebサイトの需要の高まり
いまや、店舗も企業も当然のようにホームページやランディングページ、通販サイトを持つようになってきました。自社でテキスト準備しているところも多くあるでしょうが、ライティングを外注する、という文化が育ちつつあるように感じます。
これは、実務を行いながらの所感になるので根拠は乏しいかと思いますが、それでも間違いなくここ数年で案件数は伸びてます。それも、どんな文章でもイイ、のではなく、ある程度の品質とユニークさを求める案件が増えている印象を受けます。
Googleの検索アルゴリズムの移り変わりによるものでしょう。記事が潤沢にあり、かつボリューミーでコンテンツの品質も優れている。そんなサイトが評価を受けるようになっていますから。
2.クラウドソーシングの定着。
ランサーズ、クラウドワークスをはじめとするソーシング系のサービスが肥大しています。いまや大手社は上場するまでに成長。賛否両論あるにしても、時代のニーズにマッチしているのは間違いなさそうです。
ライターにしてもデザイナーにしても、こんな時代だからこそ仕事のスピード感、正確さ、面白さ、ユニークさが求められます。それができなかったら、ただ淘汰されていくだけ。
ウェブライターとしての経歴。
わたしがウェブライターとして活動を始めたのはおよそ4年前のことです。本業やっていた傍で、お小遣い稼ぎとしてWebライティングに手をつけました。
当時はなんでもないサテライトサイト用の記事を量産していました。面白みなんてあるわけありません。いくつ書いたからやっと何千円か。そんなモチベーションで案件をこなす日々。
「このままじゃあいけない」と、ライティング代行の会社に登録し、ロジカルな記事の書き方、効果的なタイトルの設定方法、最低限必要なパソコン、周辺機器、ネット環境、Webツール(SkypeやGoogledrive、チャットワーク、オンラインストレージなど)についても実践レベルで学ぶことができました。
そことの契約もそこそこにこなしながら、クラウドソーシングやSOHO系の案件サイトで仕事をとり、食いつないでいます。
ウェブライターとしての収入は月20万〜30万程度。
決して多い方ではありませんが、生きていくためには十分。打ち合わせも少ないし、家でもできる仕事が多い。
もっと力をつけて、月40万以上は稼ぎたいと思っています。